スカイボックスの建て方
データ更新: 2008-06-28 14:58:33
スカイボックスとは……
きちんとした定義があるのかどうかは知りませんが、一般的には高度400m以上の上空に設置した建物のことをスカイボックスと云うのだろうと思います。(曖昧だなあ^^;)
何故その400mという線引きがあるのかというと、400m以上にあるオブジェクトはmapの衛星写真(?)に表示されないから……じゃないかと。たぶん。(やっぱり曖昧だなあ^^;;;)
(ちなみに雲は200mあたりにあるので、300m以上に上がれば気分はスカイボックス!)
■ スカイボックスの特徴
- 視界に入るオブジェクトが少ない(表示処理するオブジェクト数が少ない)ので軽い。
- 通常飛行では届かない高度なので、特別なアイテムを装着していない限りflyでの移動は出来ない。
- 基本「通りすがり」の人がいないので、雰囲気が落ち着いている。
(にぎやかなのが好きな人にはちょっと寂しい雰囲気かも?)
スカイボックスを建て始める前に用意しておくもの
●高度飛行が出来るようになるアイテム
これ意外と重要です。
といっても建てる時よりも建ててからの方が必要になるシーンは多いかな。何にしてもはじめから準備しておいた方がいざという時に慌てなくて済むかと。
Rezしたオブジェクトを移動させる時、Positionの値を打ち間違えて100m先や200m先に吹っ飛ばしてしまった……みたいな事ってよくあると思うんだけど(え、ない?^^;)、普通に歩いたりflyの出来る高さと違って、スカイボックス高度では床のない場所での横移動ができないので、こういうアイテムがないと拾いに行くことも出来ないんです。
こういう機能のアイテムは色々あるので自分で好きなタイプのものを選べば良いと思うけど、「何のことだかワカラン。どこを探せば良いのかもわからない」という人に、私が使って「これイイ!」と思ったものをご紹介。
》Oinari の Flight Feather
フリーアイテム。パッケージをopenして、中身の Flight Feather をwearするだけ。
画面上に羽根が出たら装備完了。HUDなのでAVの外見には影響せず、どこまでも飛べるようになります( ´∀`)
●メモ用紙と筆記具
地面近くと違って上空では土地境界線が目で見えないので、自分の土地の範囲を座標で正しく把握しておく必要があります。
測量はこの手順のはじめでやりますが、その為のメモと筆記具。
スカイボックスの建て方
以下の手順は、「何らかのアイテムを作ったことはあるが、建築やSL経験そのものは少ない」あたりの初心者が対象です。
なので、説明は結構くどいです(^^;)
また、Create経験がまったくない人の為の説明まではしていません。
さらに、ワンタッチ自動スカイボックスのような出来あい建築物の設置方法ではなく、あくまで1から自分で建てる場合の手順と解説で、
建物(建築物オブジェクト)の作り直しや修正がし易い「基本の床だけまずキッチリ作っておいて、屋根や壁は後々スカイボックスに居ながらゆっくりと」方式の、地道な建て方です。
もひとつおまけに、スカイボックスといってもリビングではなくアトリエとしての用途、場所は建築基準や制限のないメインランドMatureエリアでの建設を想定しているため、Tips的な情報もそれ用のもの(リビングだったらそんなの気にする必要ない事とか、プライベートSIMだとローカルルールの制限で選択の余地がない事とか)が多く含まれます。あらかじめご了承ください。
- 測量:土地の基礎知識とクライアント設定
- 測量:土地の角にオブジェクトを置いて座標を読む
- 測量:オブジェクトの座標を土地カドの座標に読み変える
- 土地座標を元に簡単な地図と設計図を作っておく
- スカイボックス設置候補地(高度)を下見する
- 床を作成する
- スカイボックスに上がり、ランドマークを作る
- スカイボックス建築
1. 測量:土地の基礎知識とクライアント設定
メインランドでもプライベートSIMでも、1つのリージョン(いわゆるSIM)の大きさは東西256m×南北256mの65536sqm。その1リージョンに1m間隔で線を引いたもの、それがSLのmap座標です。
考え方は数学や地理の基礎と同じで、北を上にしてリージョンの南西端を(0,0)とし、Xは西端0~東端256まで、Yは南端0~北端256まで。(ちなみにZは下0~上へ∞)
これは、オブジェクトの編集メニューで Ruler mode を ‘World’ にしている時に表示されるPosition移動時の矢印と一致していて、矢印の矢柄側が0、鏃側が256の方向になっています。

また、Linden公道沿いでもない限り、土地の形は基本ワールド座標に垂直平行となるまっすぐな四角形。(と思う。ナナメって配置された土地は見たことがないので)
(※ 2007-11-01追記: 四角形は四角形ですが、四角形を組み合わせた変形の土地もあります)
まず、土地の測量を始める前に土地境界線を表示するようにしておきます。
クライアント上部メニューの [View]-[Property Lines] のチェックを入れておけば、自分の土地の外周には緑色の線、人の土地の外周には赤色の線が地面に投影されます。
それから、Editの際には Ruler mode を ‘World’ にしておくのも忘れずに。
2. 測量:土地の角にオブジェクトを置いて座標を読む
-
土地の南西端近くにBoxプリムをrezし、sizeをX=2.000m・Y=2.000mにする。
(Ruler mode は必ず World で。Rotationは0,0,0のまま触らないように注意) -
そのプリムをズルズル引きずって、できるだけ南西カドに持ってくる。
視線の角度によってかなり見え方が違ってくるので注意。Zは軽く土地に埋まってるくらいの高さにすると比較的わかり易いです。土地に起伏がある場合は特に。
後で調整するので、この段階ではこの程度寄っていればok。(SSは南西端ではなく南東端です。南西端は隣の土地のオブジェクトがみっしり詰まってて、SSだと何がなんだかわからない状態だったので)
こんな風に起伏のある土地の場合、埋まる部分~埋まらない部分の落差がけっこう出来るのでZ辺は長めにしておいた方がいいかも。 -

オブジェクトの詳細で、PositionのXとYの小数点以下を四捨五入して整数にする。
SSの数値でいうと、X=81.141→81.0、Y=65.208→65.0 な感じ。
手で動かしてるとなかなかぴったりにはおさまらないからねー。感覚でアタリをつけておいてから、cm単位以下は数値入力でぴったりに合わせ、その後確認、って感じです。 -
実際の状態を見て確認し、ぴったりに収まっていたら、PositionのXとYの値をメモする。
視線をぐぐっと寄せて、自分の土地の緑色の境界線の太さの真ん中で揃ってればok。中途半端なcm単位の位置で土地が切られてることはないと思うので、大概これですんなり揃うはず。

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2-1~2-4を南東カド、北西カド、北東カドでも行う。
グラフ慣れ(?)してる人は最低限の2ヶ所でどーぞ。
3. 測量:オブジェクトの座標を土地カドの座標に読み変える
オブジェクトのPositionで表示される値は、そのオブジェクトの中心点のものです。(←この説明で使っている1プリムオブジェクトの場合は。複数プリムをリンクしたオブジェクトの場合は、オブジェクト全体の中心ではなくルートプリムの中心点がPosition値となる)
2で使ったX=2m・Y=2mのオブジェクトでいうと、オブジェクトの西端もしくは東端から1mがそのオブジェクトのX-Position、オブジェクトの南端もしくは北端から1mの位置がそのオブジェクトのY-Positionになってます。
なので、さきほどメモしたオブジェクトの座標から1mをマイナスしたりプラスしたりすれば土地のカドの座標が出る、というわけ。
……と、言葉で説明するより下の図をどうぞ。

赤い線がX、緑の線がYで、太線はリージョンの端、青で囲った部分は自分の土地を表しています。(単位はメートル)
2で使った2×2mオブジェクトは図上の黄x白の四角のようにして配置し、Position値を出しました。
で、黄x白の真ん中の+が、Position-X・Position-Yで示された(メモした)位置。
この図でいうと、2×2mオブジェクトのPositionはX=9,Y=5。ということは、土地の南西カドの座標はX=8,Y=4。
ここらへんは数字で計算するよりイメージした方がパッと分かりやすいよね、って感じで全部のカドの座標を出すことが出来ます。
そうやって割り出した座標を使ってさらにX辺○m・Y辺○mと長さを出し、それを掛けて面積を出し、土地情報の面積と一致してるかどうか確かめれば完璧。
4. 土地座標を元に簡単な地図と設計図を作っておく
リビング用のスカイボックスなら「とりあえず敷地内に収まってりゃ良いや」っておおざっぱに設置するのもアリなんだけど、
アトリエとなると、グリッドが書かれたマットを敷きたいとか、どうせだったらそのグリッドはworld座標と一致してた方が便利じゃないとか色々考える事が多いので、最低限アトリエの床になる部分の配置だけはあらかじめきちんと決めておいた方が良いかと思います。
はじめにも書きましたが、上空では土地境界を目で確認することができないので、
適当に作って配置して後から「やっぱり北にもう○mずらして……」とかやってると、何mまでずらして良いのか(何mまでならはみ出さないか)を、world座標やらオブジェクト座標やらいちいち出して計算しなきゃならなくてゲッソリよ(´・ω・`)
5. スカイボックス設置候補地(高度)を下見する
-
土地の真ん中あたりにBoxをrezする。
別にBoxじゃなくても何でも良いけど、座りやすそうなのでなんとなくBox。大きさも適当に。 -
rezしたBoxにsitし、Editメニューを出して高さ(Position-Z)を確認し、メモしておく。
これ地味に重要。Zの値を忘れると後で大惨事が…… -
Boxに座ったまま、BoxのPositionのZ値を目的の高度に書き変えEnter。

瞬間、自分ごとその高度まで吹っ飛びます。
移動する前の視線の位置によっては上がった瞬間空一面のベタ塗りで何も見えない!?みたいになるかもだけど、そういう時にはEscキーを。慌てて立ち上がったりしないように。落ちますw -
周りをよく見回して、スカイボックス設置に適しているか確かめる。

環境にもよるだろうけど、うちの場合で云うならはっきり設置に適している高度と適してない高度があって下見は必須です。
地上は庭を広く取って小さな家、上空で大きめにスカイボックスっていうのがうちの近隣のパターンなんだけど(別に自治会があるわけではなくなんとなくそうなってる)、512sqmの家も結構多いので、横の隙間が少なく隣のスカイボックスにsit侵入できそうなくらい接近してしまう高度もあるんです。
100m毎に高度を上下しつつ確認してみたところ、お互い隣り合わないように、後からスカイボックス上げる人は先住者の高度とかぶらない位置に配置してるみたい。綺麗に "互い違い" で配置されてました。
スカイボックスはプライベート空間として使ってる人も多いから、そこらへんの配慮は重要かと。またこの時に、環境設定の [Graphics]-[Draw Distance] (描画距離)の値はあまり大きくしすぎない方が吉。
というのも、この値を大きくすると遠くにあるものまでよく見える……だけならまだしも、(スケールが作り手によって様々なSLでは物の大きさで遠近感をはかることが出来ないため)現実には遠くにあるものも近くに見えてしまい、「うわっ、建てる場所がない!!」と勘違いしてしまいがちだから。
土地の大きさにもよるけど、96mもあればじゅうぶんだと思います。(※ ちなみにこのページのトップに載せた2枚の写真は、Draw Distance を512mにして撮ったもの。200m離れた建物にも手が届きそうなイキオイ)
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良い高度が見つかったら、2でメモしたrez時点の高度を参考にBoxのPosition-Z値を書き変えて地上に戻る。
小数点以下までぴったり合わせる必要はぜんぜんないけど、元の高さ以下の数値にだけはしないよう注意。埋まります(^^;)
埋まってしまった時の掘り出し方法はいくつかありますが、とりあえず一番簡単な方法を。
周りの適当なオブジェクトを選んでEditウィンドウを出し、その状態で埋まってる辺りを斜め・対角線上にドラッグすれば、埋まって見えないオブジェクトも選択できます。(SSのように周りにオブジェクトがたくさんあって複数選択してしまった場合は、Shift押しながら1つ1つ余計なものをクリックして選択解除ね) それをEditで地上に引っぱり出すだけ。
6. 床を作成する
2つ以上のプリムで床を作成する場合、方法は2通り。
1プリム分だけ作っておいて残りの床は上空で追加するか、床全体を地上で作っておいて一気に上げるか。
私は自分で作成した設計図の正確さに自信がないので、床全体を地上で作り・設計図通りに並べておいて(設計図が正しく出来てるか地上の境界線と目で見て比べてから)、それをそのまままっすぐ上にあげる方式をとっています。
そこらへんは自分の能力wに合わせてどうぞ。
床が出来たら、5で決めた高さまでPosition-Zで上げておきます。
7. スカイボックス(6で上げた床)に上がり、ランドマークを作る
作成した床の真ん中あたりになる位置にBoxか何かのプリムをrezし、下見の時と同じ方法でスカイボックスの上に移動します。床を付き抜けて上がるような感じですが、ワープのように移動するので頭をぶつけることはありません。ご安心をw
スカイボックスの床に立ったら、スカイボックスのランドマークをとるのを忘れずに!
テレポーターやエレベーターがなくても、とりあえずこのLMさえあれば簡単に地上-スカイボックス間を行き来できますから(^^)
8. スカイボックス建築
あとは自分のペースでじっくり・好きなように建築してゆくのみ。
残り使える範囲の把握(自分の土地の位置と配置)と基本の床(足場)さえきちんと出来ていれば、修正ややり直し、設計変更も難しくありません。
また、スカイボックスから見える景色や実際の雰囲気など、しばらく過ごしてみてはじめてわかることも多いので、これ以降はゆっくり取り組んでゆくことをオススメ。

楽しいスカイボックスライフを!( ´∀`)ノシ
たねさん、はじめまして。
SL住人なって一ヶ月のひよっこです。
初めてスカイボックスを作るのに
調べてたどり着きました。
懇切丁寧な説明に、すんなり理解できて無事
初のマイスカイボックス完成しました。
とりあえずお礼まで~
ありがとうございます!
お役に立てたようでよかったー。
説明が冗長すぎてかえってわかり難いんじゃ?と思ってたりもしたので安心しました( ´∀`)
sakkaさんは一ヶ月ですか。じゃあ私の方がほんのちょっとだけ先輩なんだ~……
……先輩風ふかせるなら今のうちイマノウチ……(違う違うっw>自分)
これからもどうぞよろしくお願いしますねー(^^)