(※ 本文の内容とSSはほとんど関係ありません)
RLではピンク系のものをまったく身につけないし持ってないし、たいして魅かれもしない私ですが(あ、男性の身につけるピンクはすごく好きだw 似合う人はそんなに多くないけどなー ´・ω・`)、ピンクの使い方の上手なものや人を見るとすごく良いなあと思ったり、SLだと自分でも「ちょっとピンクを着てみようかしら」とか思ったりします。
これもRLの代償行為、一種のコスプレかロールプレイなんでしょうかw


話はちょっと逸れるけど、コスプレといえば、
最近、流血系のコスチュームが気になります。や、気になるって良い方の意味ではなくて悪い方の。正直とても嫌。
(ブログではネガティブな言葉や表現を出来るだけ使わないようにしてるんだけど、今回は勘弁して。ほんと嫌なの)
といっても、ブッチャーが額割られて血がダラダラとかタイガージェットシンの血まみれサーベルを「きゃー、いやーーー血苦手ー><」とかみたいな乙女な感覚ではなくて(例えが古っっっw)、
嫌なのは主に、ファッションとしてのアレね。SLでもよく見かける血の滲んだ包帯とか眼帯とか、血塗れたTシャツとか口やら目から血が出てるスキンとか。
バトル系の遊び方してる人がロールプレイの一環でソレ系SIMでそういう格好してるのとか、特定のテーマに沿った道具立てや世界観の下でそういうロールプレイをしてるのがわかるものとか、いかにもそれっぽいデザインのブログやサイトでそういう趣味全開でいってるのとか、性的嗜好がアレでソレな人とかはそれはそれで良いと思うんです。何らかの仕切りやゲートを設けて、「意識的に入らなければ見えない」場所でやってる分も当然ね。
何に惹かれるのかは人それぞれの趣味の問題だし。
が、
普通の特にテーマも無いありふれたPGの街中で女の子AVが血の滲んだ包帯巻いてそこらへんをうろついてるとか、血みどろの服を普通のブログで普通にオサレ服として紹介してるとか、綺麗で上品なものを売ってるはずの店で上品なアイテムの隣に何の隔たりも無く狂や病や自傷を連想させるネガティブなアイテムを並べておいてるとか、
その類のものが「一般的なファッション」とされてるっぽいことや、その類のものを何の憚りも断りもなく公衆の面前に晒す無神経さに不快感があるというか。
性的嗜好ならそういうがあっても仕方ないし否定するつもりもないんだけど、そういうのは物陰でやれ・隠せ、というか。不特定多数に見せたい・見てくれないならやらないというのなら露出狂かと思うし。
一番初めにそれを本気で嫌だと思ったのは、もうずいぶん前のことだったと思います。SL以前のこと。
それまでも決して好きではなかったけど、ただ「若いなー」と思う程度で、そんなにひどく不快とまでは思ってなかったのね。絵とかだからそんなに生々しいわけでもないし。
それが、ある時、ケータイで撮った写真をリアルタイムでアップするサービス(いわゆる写メブログ?)の新着を眺めてて、リストカット常習者らしき人の、まさにそのslashした瞬間の腕の写真を偶然見てしまった時から、そういうのを連想させるものがほんっとに不快に感じるようになりまして。(一応書いておきますが、『そいういう類のサービス』ではないですよー。普通の健全なよくある写メ系サービスね。当然そういう画像のアップは規約違反です)
その瞬間から、流血シーン(特に自傷)というのが、自分の中で絵空事ではなくリアルに存在するものになったのね。自分自身には無くとも、現実にはすぐ隣に存在するグロテスク。
SLでその手の格好をしている人は、おそらくリストカッターでは無いのだろうと思います。そうじゃない人、単なる流行りものとしてだとか、軽いロールプレイとして「ちょっとアウトサイダーなワタシ」とか「ちょっと病んでるワタシ」とかっていう程度の、たいていは健全で無邪気な空想の世界、あくまでも「RLではない私」になって楽しんでいるだけなんだろうと思う。
しかし少なくともSLでは、というよりネット全体=世界全体から見てそういうのは “may be considered offensive by some people” (Flickr safety filter より)なものであることを認識しておかなくてはイカンだろと。
アメリカでは流血表現って映画やゲームでも閲覧制限の対象だったり、SLでも流血系はBDSM系アダルトにカテゴライズされるのかな? で、平和な日本人からするとただのカッコイイ系アイテムである銃なんかも、アクセサリとしての銃(実際に人を攻撃できないもの)ですらも、人から見える状態で持ち歩いてたら、ソレ系のSIMでもない限り「ちょっと銃をおさめてくれんか」と注意されたりするわけですが、
そういうのも、流血コスを見たときに私が思う不快感と同じ、というよりも、もっとずっと現実の生活に近いところに存在する経験や感情のある人が少なくないからなんだと思います。血も銃も、RLとは無関係の空想世界を彩るための単なるアクセサリーではない、彼らにとってはRLに属する “よくある” 恐怖や不安や不快感の象徴なのかもしれません。

RLの自分とは縁の無いものを気軽に試してみたり表現できるのはSLならではの楽しみ方だし、RLでは出来ないことが出来るのもSLなんだけど、だからこそ、隠すべきもの、不特定多数に見せてはならないもの、誰かが不快に感じるかもしれないものを知っておくことは大切で、そういう秩序の下で自由は守られているのだと思うんです。
自分の行動の自由や表現する自由を守りたいなら、他人の見ない自由やしない自由も尊重しなければならない。「嫌なら見るな」の前に、まずはお前が「裸で繁華街に出てくるな」ってことね。
自由という言葉の上にあぐらをかいて表も裏も無くだだ漏れにしてたら、そのうち変な規制が入ってしまうよ。
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ところで、上にちょっと書いたFlickrのセーフティフィルタね、
それぞれの写真に対してSafe, Moderate, Restricted っていう三段階のアクセスレベルを設けるもので、Moderate以上かRestrictedのみかはちょっとわからないんだけど(自分では設定したことが無いので)、とにかくまあそこらへんの設定をしてる写真(もしくはグループとか個々のphotostream全般?自分では設定したことが無ry)にアクセスしようとすると、「このページはアレに設定されてるんだけど良い?」というダイアログが出て、それ以上見るか見ないかを閲覧者が自分で決めることが出来る……というか、アレな画像には事前に警告を出してくれたり諸々の閲覧制限をかけたりする良心機能なんです。
で、私がFlickrで見るのは、何か調べ物をしててその関連の写真か、そうでなければSLのSSがほとんどなので、SLでのアクセス制限を入れてるようなSSとくればまーだいたい想像がつくわけで、そんなに突拍子も無いものではないから(せいぜいエロとかエロとかドエロとか……w)たいていはそのままOK押して見ちゃうんですが、
このあいだ見たそのセーフティフィルタ付きのphotostreamがモロに、先に書いた類の流血コス系の人のページでねー。あくまでファッションとしての流血、パンク的なアクセサリーとしての流血みたいな。でも流血大好きカコイイ、みたいな。
開いた瞬間「うぉ、シマッタ」と思って慌てて閉じたんだけど、後で思い返してみると、不思議なことに上に書いたような不快感が(そんなには)なかったんです。
「この先を見て良いか?」と問われて自分がOKして見た自己責任という前提はおいといても、流血コス自体が本気で嫌なんだったらきっともっと不快感は残ったはずなんだけど。まー、もう一回見るか?といわれたら見ないけどw
それを思うと、私が本当に嫌なのは、流血とか何とかという表現の問題ではなくて、たいした覚悟も考えも思いも無く “気軽に” タブーを犯してしまう無知であったり、誰かに嫌な思いをさせるかもしれないということにすら思い至らない無神経さであったりするのかもしれません。
ちゃんと隠されて、衆目に晒されないような配慮をしてあるものであれば、「趣味の違い」で片付けられるものなのかも。
ていうかまー何だ、背徳やkinkyは隠されてこそナンボなわけで。
SL内の某有名ブランド、ブランド名は微妙に意味深なんだけど、表面上はわりと上品。なんだけど、一般ラインも実にエロティック。上品さとエロが幾重にも重なって、エロを巧みに隠してる感じな上に、とても美しいBDSMラインも作ってる……そういうのはすごく好きで、
目的(?)や向いてる方向は違っても一般的には同系統と見做されるそういうものを表に晒して、結果的に場を荒らすことになるのが嫌だってのも多分にあるような気はするけど。あ、いや、私にそういう趣味があるとかって意味ではなくw
エロティシズムというのは究極のポジティブだから、そもそもが、ネガティブなパンク系流血ファッションとは相容れないものなのかもなとも思ったり。
うん、私はポジティブなものを好む人間なんだよ。ネガティブなんて10代の頃の自分の厭らしさだけでおなかいっぱいですよっと。
(※ 重ねまして、本文の内容とSSは関係ありません。本文中の『BDSMアイテムも作ってるブランド』も、このSSのブランドのことではありませぬ)
Posted: 2008-09-23 22:04:53 by たね (Katlla Klees)
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